ガネーシャママのこらむ
ガネーシャママのこらむ

私は開新堂の見守りマスコット
「ガネーシャママ」です。

~プロフィール~
2人の子育て真っ最中のアラフォーママ。
趣味:ヨガ
マイブーム:家族で行く魚釣り
開新堂の新しい女性STAFFです。
宜しくお願い申し上げます。

世代を超えて受け継がれるモノ。 vol.95

社印とゴム印のご注文を頂きました。
世代交代というと差し障り無い文言になりますが今回は先代がお亡くなりになり予期せず先代交代の運びになったという内容です。

先代の時代にご縁を頂き20年を経て会社の印章を刷新しようとご来店頂きました。

長いお付き合いの中でこの様な悲しい場面にも暫し遭遇致しますが故人様の想いは遺された家族の安寧と生き甲斐としていた会社の繁栄です。

そんな話しをお聴きして作り上げた印章とゴム印。

懐に入れて「大事にします」と言って下さったのが印象的でした。弊社はものづくりを主軸にしておりますがその上にある精神性も加味して商品をお届け致します。

象牙に掛ける想い。 vol.94

弊社の象牙シェアは90%です。
とりわけ希少価値の高い芯持ちや横目のご注文が多いです。

一生に一度の自身の分身を作印頂くわけですから印材の拘りは昔も今も変わりません。
象牙を加工する道具も昭和初期に作られた年代物で部品も壊れたら自前で調達する程重宝しております。

機械でやれば大量に作れる物を一つずつ手で道具を上手く使いながら出来上がる印材には魂が宿っているのではないかとビードロ状の艶を観ていつも感じている事でもあります。

ノコギリも一回ずつ研ぎ金で刃の状態を元に戻す事も不可欠な作業です。亡き父が言っていた言葉で

「本物は歴史を刻むと彩り、贋作は澱む」

という意味が長くお付き合い頂くお客様とお話しを伺うとはっきりと分かります。人との繋がりにも通用していますね。

弊社はこれからも面倒な事ですが愚直に印材を削って磨いて篆刻する事に信念込めて邁進させて頂きます。

昔々朱肉を使えるのは高貴な人のみでした。 vol.93

本来、捺印する際は朱色をした印肉に印章を着けて書面に意思の担保として押印しますがこの朱肉、江戸時代は身分の高い人しか使用できず、庶民は墨汁を着けた黒印のみの捺印しか使用出来なかったそうです。


徳川幕府体制では黒印状は主に私文書や軽微な事項に関して用い、朱印状は10万石未満の土地を与えたり社寺への領地を寄附する際に用いられました。


なおこの寄附された土地は「朱印地」または「朱印寺社領」と呼ばれるいます。


ここから御朱印という文化が広がったと考えられます。


身分制度が社会秩序にあったから朱肉を使える人は公に責任ある部門に属していたのかもしれません。


ちなみに庶民が朱印の使用を認められたのは明治元年です。


印章の長い歴史を紐解くと結構最近のように感じます。


賞状や認定書など権威のある書状と同様に実印や銀行印、契約印が当たり前の様に朱肉を使用されるのは人権が平等である裏付けなのかもしれません。


朱色は高貴な色として重用された歴史があるならば心を込めて捺印して頂きますと幸いです。

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